唐木（ボコテ；黄金壇）の中型インクブロッター（インク吸取器）

既製のインクブロッターで満足できなくなり、自作を始めました。普通サイズとミニサイズの中間の大きさで、普通の事務机でも邪魔にならない程度です。万年筆の茶縞模様に合わせようと杢目の方向も全部のパーツで揃え考えながら作成しました。今や筆記具の主流はボールペンかシャープペンシルですが、たまにはノンビリと万年筆やガラスペンという方、完全手作りで一つとして同じ物がない（できない）インクブロッター（インク吸取器）はいかがでしょうか。できるだけ詳細を説明していますが、写真も見て頂いて納得の上でご購入頂ければ嬉しいです。色調やコントラストなどは撮影環境やモニター等によって異なってしまいます事をご理解下さい。 サイズ（約）：横49mm×巾87mm×高さ45mm 重さ：約67グラム（吸取紙１枚を装着） 木製部分は全てボコテ（黄金檀）で、見かけよりはずっしりと重い手応えがあります。 ●本体アーチ型部分を削り出し、横から材の杢目が見えるように2000番の耐水研磨ペーパーで仕上げ、食用アマニ油でオイルフィニッシュ仕上げです。アーチ部分には焦げ茶色のフェルトを貼ってあります。接着剤は水で簡単に溶けますので、少し水につければフェルトの張り替えも可能です。 ●押さえ板は、上面を斜めにヤスリがけをして立体感を出しました。表面を研磨して食用アマニ油でオイルフィニッシュ仕上げしてあります。中央の穴は押さえ板の位置を微調整できるように本体にねじ込んであるボルトの直径より大きくしてあります。 ●取手は握りやすいように八角形に削って、最終的に1200番の耐水ヤスリをかけてから食用アマニ油でオイルフィニッシュ仕上げをしました。 本体に付けた直径4mmのボルトと繋がるように、受け側ナットを取手に埋め込みました。吸取紙を交換する際にはネジを緩める要領で取手を外すと押さえ板を外すことができます。 ※吸取紙を交換する場合は、市販の吸取紙を45×130mmになるように切ってお使い下さい。 ※全くの素人が趣味の延長で手作りした物ですので、既製品のように細部の仕上げが完全ではなく、ボルトやナットの位置もずれていることがあります。どうかご理解ください。 ※販売はインクブロッターのみです。説明写真中にある他の物は含みません。