絹と麻のショール

初夏にまとうイメージで織ったショールです。 麻らしいシャリ感はありますが、絹に真綿紬の撚糸を使用しているので、通年お使いいただけます。 絹と麻の違う素材を使うことで、柔らかさとハリが同居して、使いやすい布になっています。 細い糸でざっくりと織っています。 幅広ですが、くるむように巻くこともできます。 経糸の絹と麻の自然な毛羽が布を支えてくれるので、ご使用中に糸が歪むことはありません。 規則的に並ぶ生成りの麻と黄色が、大きな縞の赤の鮮やかさを抑えてくれていると思います。 緯糸は、麻多めです。麻を遮るように真綿紬の撚糸の太い緯縞を織り込んでいます。 サイズ 約167cm × 約50cm （房はサイズ外） 素材によるシボがあるために、サイズに1〜２cm程度ズレがあります。 使用素材 絹 … 真綿紬撚糸（2種使用） 絹紡糸 麻 … リネン （緯糸に麻多めです。厳密な計算ではありませんが、絹40％麻60％ほどの割合で使用しています） 使用染料 コチニール 刈安 麻は生成り色です。 作り手から一言… 麻は、本来柔らかい素材です。使用した細い麻糸は、購入した時点で糊付がされています。 それがないと、織物の仕事がしにくいからです。 そのため、麻の柔らかさよりも硬さの方が勝っている印象があります。 この硬さは、使っていくうちに次第に薄れていくものです。 HARU自身はこのショールのシャリ感はとても心地いい感触に仕上がったと自負していますが、感覚は人それぞれです。 カシミヤや綿ガーゼなど、とても柔らかく繊細な布でないと羽織ることが難しいお肌の方には、もしかしたら不向きかもしれません。 申し訳ございません。 ※ご購入の際の留意点 一点ものです。 写真と実物の色に若干の違いがありますので、ご了承ください。 お洗濯は、洗濯機のドライコースをお選びの上、中性洗剤をご使用ください。 脱水時間は1分以内でお願いします。 脱水後、急激にしぼんでいるように見えますが、丁寧に横に広げるように張ってください。元の形に戻ります。 そのまま形を整えて干してください。 緯糸は麻を地に、太さいろいろな真綿紬の撚糸の緯縞が入っています。