角川古語大辞典・4冊/日本語のなりたちと歴史・語の変遷の詳説・適切な用例等斯界の権威による集団討議を経た現在望みうる最高の古語辞典 本物

  • 商品説明・詳細

  • 送料・お届け

商品情報

角川古語大辞典・4冊/日本語のなりたちと歴史・語の変遷の詳説・適切な用例等斯界の権威による集団討議を経た現在望みうる最高の古語辞典

商品説明
角川古語大辞典・4冊/日本語のなりたちと歴史・語の変遷の詳説・適切な用例等斯界の権威による集団討議を経た現在望みうる最高の古語辞典

昭和57年 1巻から4巻 5巻は欠 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

20余年間にわたる周到緻密な編集作業を経て刊行された古語辞典の最高峰であり、真に古典文学の精確な理解に道を開いた画期的辞典『角川古語大辞典』。
あらゆる古語辞典の中でも最大級の、古今雅俗にわたる約10万の豊富な語彙を収録。特に中・近世語は当時の最新の研究成果を盛り込み、法制語・経済語・通言・隠語にいたるまで数多くが立項されています。また、たとえば人名や地名のように従来の古語辞典では対象外とされてきた固有名詞についても用例・典拠を示しながら、百科事典的説明を試みています。

日本語のなりたちと歴史、語の変遷の詳説、適切な用例などについて、斯界の権威による集団討議を経た現在望みうる最高の古語辞典です。

ジャパンナレッジ版では、辞典の見出し語表記にある歴史的仮名遣いや現代語のよみでの検索はもちろん、拗促音や清濁両形の検索キーなどを追加して検索の利便性を高めました。また、見出し検索や全文検索のほか、詳細検索では検索範囲を歴史的仮名遣いのみに限定したり、用例文や出典情報に指定したりして、さまざまな角度から検索することができます。さらに詳細検索に設けられた4つのファセット機能を使うと、検索結果を絞り込め、探したい項目をすばやく取り出すことも可能です。

編 者 の ことば
古語辞典と称するものが世に現れたのは、昭和年代以降のことである。それまで、特にそういう名を冠した辞書の出版されることがなかったのは、一般の国語辞典が、近世以来の伝統を承けて、古典の用語や漢語の説明を中心としたものであり、内容的にはむしろ古語辞典に近い性格を持つものであったからである。辞書が、難解な語を解釈するためのものと考えられた以上、これは、ある意味で当然のことでもあった。したがってまた、特殊 な場合を除いて、一般にこれらの国語辞典では、それぞれの語の説明は、それを現代語に言い代えることが中心 になっていた。

「古語、すなわち現代語には用いられない語形や意味を持つ、広義における古典の用語のみを特に対象とする、いわゆる古語辞典の作成は、一方において、当然現代語のみを対象とする国語辞典の存在を予想する。事実、戦 後このような現代語の辞典が出現するのと並行して、一方に古語辞典なるものが盛んに刊行され出したのであった。

ところで、現代語辞典においては、標出語の単なる言い代えだけでは無意味である。その意味・用法の種々相を説明し、類義の語とのニュアンスの差異を明らかにし、さらには用字に関しても言及するなど、その語を正正確に理解し、使用するために必要な一切のことを解説することこそ必要であろう。同様な解説は古語辞典につい しも、当然要求されてもよいはずなのである。しかるに、現代語辞典にはこのような要求に応じるものが次第に 『れつつあるに拘らず、古語辞典については、なおこれを満たすものが現れていない。近世語については特に不 が目立つのであるが、それは、もとこの種の辞典が、古典学習用に編纂され、その形式も小辞典に止まらざる 得なかったことによる所が多いと思われる。

昭和三十四年、われわれがこの辞典の編纂を始めた当初の計画では、全一巻の中辞典が目標であった。範囲を 教科書にも採用されるほどの重要な古典に限って、その語彙を採択し、できる限り詳しい解説を施して、作品の 深い解釈に役立つものを編纂するのが目的であった。ところが、仕事を進めるにつれて、次第に語彙の範囲が広 がり、やや特殊な文学作品から、さらには訓点・記録・抄物・実用文書の類にまで語彙採択の対象を広げること になった。文学作品を深く読むためにはこの種の関係語彙の理解がぜひ必要であるということを考えると共に、 せっかく新しく古語辞典を作る以上は、この際思いきって、より本格的なものを目指すべきではないかという考 え方が強くなったからである。こうして規模の拡大につれて、完成にはいよいよ多くの年月を要することになっ たが、一方その間にも、学界においては語彙研究の方法が急速に進展し、各時代の語彙の様相も次第に明らかに なろうとしてきた。時代語辞典や作品用語解の類の世に現れたものも、今や、三、四に止まらない状況である。

それらの成果をも有効に利用して、やや大型の古語辞典を編纂すべき時機の、ようやく到来しつつあることを感 して、われわれはここに、全四巻よりなる『角川古語大辞典』を、敢て世に問おうとするのである。
本古語大辞典が「古語」と称するものは、決して、現代語と異なる、いわゆる古典の用語に限るわけではない。 上代より近世末に至る間に既に用いられていた語、それだけの古さを持つ語の意味で「古語」と称するのである。

したがって、本辞典に掲げられた語の中には、現代にもなお引続き同じ意味、または変化した意味で、用いられているものが少くはない。その意味では本書は、現代語の歴史的辞典でもあって、これまた、本書が他の古語辞典とは異なる点である。言うまでもなく、言語は、それぞれの時代の文化を最もよく反映し、これを直接後代に伝えるものである。各時代の言語は、各時代文化の背景を十分に考慮することによって、はじめて正しく理解さ れる。動詞・形容詞の類にしても、その語義は単に並列的に記述されるべきものではなくして、時代的変遷に対する考慮の結果が明らかにされなくてはならない。本辞典においては、従来の古語辞典では取り上げられることのなかった、固有名詞について、かなりの項目を設けることにしたのも、その意味においてである。たとえば、 故事成語の類がいかにして発生し、また一つの行事がいかなる社会制度のもとに成立したかを詳しく説くことが、やがて、その内容を正しく理解することになると同時に、そのような語を生み、またこれを伝承し来った各時代
ハーレ解する)んであろうことを信じる。本書は、ことばを解説する「辞書」であると同時に、いわば高
度の「節用集」的な役割を果すことをも意図している。古典の精確な読解は、そのような知識に基づいて、はじ めて可能であることを信じるからである。

長い年月に亘る編纂の間に、われわれを助けて編集・執筆に協力を惜しまれなかった人々は夥しい数に上る。 いちいちの原稿を、集って検討し、討議した上で、はじめて決定稿を作成するという方法をとったために、それ に要する手数と時間とは計り知れぬものがあった。各自の研究の時間を割いて、倦まずこの仕事に従っていただ いた方々に、編者として心からの御礼を申しあげる。

幸に本辞典が江湖に迎えられ、その意図する所について読者の理解が得られるならば、編者として喜びこれに 過さるものはない
昭和十七年三月
中村 幸彦 岡見 正雄一


お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。

品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱小傷、小汚れ。ページ小黄ばみ。ご理解の上、ご入札ください。 もちろん読む分には問題ありません。172562注意事項

できる限りスムーズな取引を心がけておりますので、落札後2日以内にご連絡頂きますようお願い致します。

評価が悪い方からの入札は固くお断りします。入札された場合には予告なく削除する場合があります。

細部に至るまではチェックしておりませんので、書き込みや蔵書印等ある場合があります。ご理解の上、ご入札ください。

かんたん決済でおこちらの商品案内は 「■@即売くん5.30■」 で作成されました。

この他にも出品しておりますので宜しければご覧ください。

残り 3 22,000円

(305 ポイント還元!)

翌日お届け可(営業日のみ) ※一部地域を除く

お届け日: 12月24日〜指定可 (明日8:00のご注文まで)

  • ラッピング
    ラッピング
希望しない
希望する ( +600円 )
希望しない
数量
同時に5点までのご購入が可能です。
お気に入りに保存

対応決済方法

クレジットカード
クレジットカード決済
コンビニ前払い決済
コンビニ決済
代金引換
商品到着と引き換えにお支払いいただけます。 (送料を含む合計金額が¥296,459 まで対応可能)
ペイジー前払い決済(ATM/ネットバンキング)
以下の金融機関のATM/ネットバンクからお支払い頂けます
みずほ銀行 、 三菱UFJ銀行 、 三井住友銀行
りそな銀行 、ゆうちょ銀行、各地方銀行
Amazon Pay(Amazonアカウントでお支払い)

大量注文に関して

30個以上かつ10万円以上のご購入はこちらからお問い合わせください

お問い合わせはこちらから